- ブログを作るために必要なもの
- ブログ運営に必要な環境
- それらが必要な理由
- ブログ運営で気を付けること
- 子どものブログの収益化について
- ブログ作成の準備を始める方
- 親が注意する点を知りたい方
- いくらかかるか知りたい方
- 子どものブログ運営が不安な方
- 子どものブログ収益化に興味がある方
ブログを作るために必要なもの
パソコン
長くブログ運営を続けるつもりであれば、安いもので良いのでPCを用意した方が良いです。
Chromeの拡張機能を使えると便利ですし、特にデザイン面を自分であれこれ弄るには、PCからしか使用できないGoogleの検証ツール(デベロッパーツール)がほぼ必須になります。 PCの有無で出来ることが全然違うので、可能ならばPCを用意してあげることをおすすめします。
もちろん、タブレット端末でも記事の投稿や設定などは問題なく出来ます。
自由研究として短期間だけ利用するならPCは必要ないかもしれませんが、その場合もキーボードは用意した方がストレスがありません。(文字入力アプリの表示が邪魔になるので)
セキュリティー対策ソフト
Windows・Macともに「OSやアプリを最新の状態に保てればアンチウィルスソフトは不要」という意見もあるようですが、個人的にはやはりセキュリティー対策ソフトは入れておいた方が良いと思います。 特に子どもは何の気なしに信じられないような操作をしてしまう場合があるので、PC環境を与える場合はセキュリティー対策も一緒に導入してあげてください。
セキュリティー対策済みのPCを家族と共有する場合や、ご家庭で複数台にインストール可能なアンチウィルスソフトを契約している場合はそちらを利用すればOKですが、これから購入する場合は動作が軽い「ESET」がおすすめです。
Googleアカウント
小学生がブログを始める場合、新しくブログ用のGoogleアカウントを作って親子で利用すると便利です。 お子様がGoogleドキュメントで記事を書き、保護者が確認してから投稿するというような使い方もできるので、普段使っているものとは別のGoogleアカウントを用意しておくことをおすすめします。
また、独自ドメインやサーバー関連のメールは大切なものが多いため、ブログ用のメールアドレスをあらかじめ分けておくとわかりやすくて良いと思います。
それから、当サイトで紹介しているバリューサーバーの「まるっとプラン」には、ブログのデータを自動でバックアップしてくれるサービスがありません。
その代わり、Google Driveに自動でバックアップできるプラグインの利用をおすすめしていますので、「まるっとプラン」をご利用される場合は必須と言っていいかもしれません。
3,000円
当サイトでは、最初の支払い金額3,000円ほどで気軽にWordPressブログを始められるサービスを2つ紹介しています。
どちらを選んでも、独自ドメイン取得とサーバー契約、WordPressのインストールまでをまとめて終わらせることができます。 最初に支払う3,000円前後の料金で利用できる期間は、お値段重視の方で1年間・サーバーの性能重視の方で4ヶ月間です。
子どものブログ運営で気を付けること
小中学生のうちからブログなんて早いんじゃないかと思う方もいらっしゃると思いますが、ブログの場合はコメント欄を閉じてしまえば知らない人間と関わることはありませんので、会話やチャットの出来るゲームやSNSよりはずっと安全じゃないかと思います。
ただ、著作権・肖像権の侵害や個人情報の流出、差別的だったり公序良俗に反する言葉を書いてしまわないかなど、ブログで発信する記事の内容には注意が必要です。
著作権・肖像権の侵害
まず、他人の著作物・創作物や第三者の写真などを許可なくブログに載せてはいけないことを、お子様本人もきちんと理解しておく必要があります。 その上で、(お子様の年齢が低い場合は特に)保護者によるチェックがある程度は必要になってくると思います。
特に気を付けたいのが、動画やツイートなどの埋め込み表示。
ブログにはYoutubeの動画やTwitterのツイートなどを埋め込んで、記事の一部として表示させる機能がありますが、もし埋め込み元の動画やツイートが著作権的にアウトだった場合、著作権侵害の共犯者とみなされてしまいます。
不適切な言葉の使用
子どもに悪気はなくても、聞きかじった言葉を使ってみるということは十分考えられます。
使って良い言葉かどうかの判断は子どもには難しいと思いますので、その辺の感覚に慣れるまでは、文脈や話の流れも考慮した保護者の判断が必要になるかもしれません。
我が家の場合、最初に「こういう言葉は使わない」「こういう内容は書かない」という決まりを作った上で、夏休みの間は下書きの状態で親が記事をチェックする約束になっています。
個人情報の流出
顔のはっきり写った写真や個人の名前など、「絶対に載せてはいけない」という決め事は小学生でもきちんと守れると思います。
問題は、組み合わせ次第で個人情報がバレてしまうような情報です。
例えば、その日の天気、近くであった出来事、学校の立地、特徴的な建造物、習い事や塾の内容や時間帯、よく行くお店の名前、ニックネームなど。 ひとつひとつは大したことでなくても、組み合わせれば住所や通っている学校(下手をすれば個人名まで)が特定できてしまうような情報というのはたくさんあります。
行動範囲が狭い子どものうちは、そういった情報をつい書いてしまいがちです。 うまくぼかした書き方が出来るようになるまで、保護者の方で気を付けてあげてください。
子どものブログの収益化について
「収益化」とは何か
「収益化」という言葉が耳慣れない方もいると思いますが、要は「ブログでお金を稼ぐこと」です。 というより「お金を稼げるブログにすること」みたいなニュアンスが強いかもしれません。
ブログで得ることができるのは、主に広告収入。
ブログに貼った広告がクリックされたり、その広告経由で商品が購入されたりすると、ブログの持ち主にいくらかの収入が入るという仕組みになっています。
広告主とブログ管理者の間には仲介業者がいて、そちらに登録することで広告の掲載が可能になるのですが、業者によっては登録に年齢制限を設けていないところもあります。
つまり、実は小中学生が広告収入を得ることも可能なのです。
大手仲介業者のほとんどには未成年者不可という年齢制限がありますが、親がそちらに登録し、自分が管理しているブログという体で広告を貼ることも可能だったりします。(子どもが出演しているYouTubeの動画も同じく、親の管理する動画として収益化されている場合が多いです)
子どものブログの収益化はまだ早い
ここまで読んで「子どものブログに広告を貼れば、1年間のサーバー代くらいは取り戻せるかも」などと考える方もいることでしょう。
でも、端的に言ってそれはおすすめできません。
ブログを運営する楽しさを知り、自分の考えや調べたことを文章にしてアウトプットする力がつく前に、「広告収入を上げるための文章」を書くようになるのはもったいないと思うからです。
個人的には、子どもが自分で「ブログで稼ぐ方法がある」と気付き、その方法を調べて「○○に登録して広告を貼りたい」と言い出したら考えてあげるくらいで良いと思います。
広告を貼るにあたっても、業者によっては記事内容や広告の貼り方などにわりと厳しい利用規約があり、違反すればアカウント凍結などのペナルティを受ける場合もあります。
小中学生のうちはそのあたりの判断も難しいでしょうし、広告を貼るために書きたいことが書けないという状況に陥っては本末転倒です。 そういう部分に意識や時間を割くよりも、まずは純粋にブログ運営を楽しませてあげることをおすすめします。